今林整形外科病院
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骨粗鬆症

骨粗鬆症について

特に閉経後のホルモンの減少、加齢、喫煙や飲酒などが原因となり女性に多発する骨強度の低下を来たす病気です。骨の量は20歳でピークを迎え、その後徐々に減少していきます。40代中頃より女性ホルモンが減少し、骨密度は低下し始めます。
40代のうちに自分の骨密度の状況を知っておくことは大切な事だと言えるでしょう。一度骨密度が低下すると、正常値に戻すのはなかなか大変です。また、一度骨折を起こしてしまいますと次々と骨折を引き起こして、末は寝たきりになる等、負の連鎖に陥ってしまいます。
適度な運動や食事、日光浴にくわえて、ビタミンのお薬で早期に治療に取り組むことで「一生健やかに元気に歩き好きな所へも行ける」そんな人生にしたいものです。

骨粗鬆症を放置しておくと?

骨密度が徐々に下がり一度骨折を起こしてしまうと次々と骨折を引き起こすという負の連鎖に陥ってしまいます。整形外科での早めの検査と治療を心掛けてください。治療を行っている人は行っていない人と比較して、70代で30%程度良い骨密度保っていると言われています。

検査について

  • 骨塩定量検査
  • 椎骨レントゲン検査
  • 血液検査 骨形成マーカー及び骨吸収マーカー値の評価
  • 尿検査

治療方法

年代 治療法
40代中頃~ 初めての骨密度検査を行い、自己の数値を把握しておきましょう。適度な運動、日光浴とバランスのとれた食事を心掛けましょう。内服薬はビタミンD・ビタミンK・カルシウム製剤が好ましい。
50代~ 2年に一度は骨密度検査を行いましょう。自己の数値により異なりますが、内服薬はSERM(サーム)・ビタミンD製剤が好ましい。
60代~ 1年に一度は必ず骨密度検査を行いましょう。骨密度低下が明らかな場合、内服薬はビスフォスネートを月1回服用するのが主流です。他にも頻度の低い服用回数の製剤も作られています。
70代~ 半年に一度は必ず骨密度検査を行いましょう。血液検査にて骨代謝マーカー等も計ります。骨密度低下が進み更に背骨まで骨折を起こしてしまった場合は、注射製剤(骨形成促進・抗RAKL製剤・骨吸収抑制剤)が中心となります。

お薬の種類

内服薬 カルシウム 食事から補いきれないカルシウムを補給します。
内服薬 ビタミンK 骨が作られるのを手助けします。
内服薬 活性型ビタミンD 食べ物からのカルシウム吸収を助け、また骨が作られるのを手助けします。
内服薬 SERM(サーム):選択的エストロゲン受容体修飾薬 骨が壊されるのを抑制します。
注射
点滴
内服薬
ビスホスホネート 骨が壊されるのを抑制します。
注射 テリパラチド 新しい骨が作られるのを促します。
注射 抗RANKL抗体 骨からカルシウムが溶け出すのを抑制します。

骨粗鬆症治療薬の治療費について

高額医療の手続きをおすすめします。所得に応じて高額医療の限度額は変わります。

骨粗鬆症の予防

骨密度が低下する40代中頃より、定期的に骨密度検査を行い適度な運動・バランスの取れた食事・適度な日光浴やビタミンD・ビタミンK・カルシウム製剤等を服用しましょう。

当院のご案内

医療法人 明正会
今林整形外科病院

住所 〒891-0402 鹿児島県指宿市十町352-2
電話番号 call 0993-22-2710
診療日 月曜日 〜 土曜日
診療受付 午前 8:00 〜 12:30 / 午後 13:00 〜 17:30
診療時間 午前 9:00 〜 13:00 / 午後 14:00 〜 18:00
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